お客様インタビュー

導入事例002:株式会社CIN GROUP様

単なる取引先ではなく、信頼できるパートナー。
現場を理解するために、倉庫まで足を運んでくれたことも。株式会社CIN GROUP EC部 岩田様

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『多くの人々の「笑顔」のために「感動」を届ける』という経営方針のもと、求人広告、人材派遣、Webソリューション、ECなど、多角的に事業を展開する株式会社CIN GROUP様。フルフィルメントサービスをメインとするEC部門は、自社内でもECサイトを運営。インスタグラムや各メディアで話題の女性向けアパレルブランド『フレジエセレクト』を始め、プロスポーツチームのグッズショップなど、さまざまな商品を展開している。商品数、顧客数が増大する中で、EC CUBEに知見を持つパートナーを探していたとのこと。ちょうどそのタイミングで出会ったのがタイガーテックである。
岩田様: タイガーテックさんとは、弊社が取り引きをしていたある企業様からのご紹介で出会ったんですね。そこから実際に代表の中谷さんとお会いして話を聞いて、知見、実績ともに申し分ないな、と。何より数ある企業の中から一緒に仕事がしたいと思った一番のきっかけは、まずはこちらの置かれている状況を把握しようという仕事のスタンス。予算や納期ありきでの話から始まるのではなく、私たちのこれからやりたいこと、やろうとしていることを理解しようとしてくれたところにありますね。
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タイガーテックが担当するシステム運用は、フレジエセレクトのECサイトとプロスポーツチームのグッズショップECサイト。前者はインスタグラムで約10万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーがプロデュースするアパレルショップ、後者は多くの有名選手を抱えるプロスポーツチームのグッズショップだ。どちらにも共通して言えることは、熱烈なファンがいること。新商品の発表などがあれば、毎回多くのファンがサイトに殺到する。
岩田様: タイガーテックさんに担当していただいたECサイトは、どちらも瞬間最大風速が読めないという特徴があり、運用側としては難しさもある。特に『フレジエセレクト』のECサイトに関しては、インフルエンサーのメディア露出やSNS上での投稿などによって、予期せぬタイミングでサイトのアクセス数が大きく変化します。そのためシステムへの対応だけでなく、優良顧客であるインフルエンサーを支持するファンの感情まで予測しなければならない場面もあるんですね。例えば、このSNSでの投稿に対してファンはどう動くのか、など。それでも全ては読み切れないところが、多くのファンを抱えるECサイトの怖さであり、面白さであったりするんですけどね。
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お客様の動きが読みづらい点が、CIN GROUP様の運営するECサイトの特徴だ。その中でCIN GROUP様とタイガーテックが取り引きをするきっかけにもなった、『相手の置かれている状況』をまず理解しようとする姿勢。そのタイガーテックの想いが体現されたのが、『フレジエセレクト』のサーバに大きな負荷が発生した時だった。
岩田様: このブランドでは毎年夏に浴衣を販売するのですが、これが販売開始とともに即完売するくらいの超人気商品で。販売時はサイトにものすごい数のアクセスが集中し、今まで何度かサーバーダウンしてしまったこともあったんですね。中にはアクセス集中によってデータベースごと飛んでしまったときもあって…。CINGROUPのシステムメンバーで一時的に回避はしたのですが、根本的な解決が必要と判断。そこでCINGROUPのエンジニアとタイガーテックさんで共同で対応にあたりました。まずタイガーテックさんは仮説と事実をしっかり切り分けて進めてくれたので、こちらとしては非常に判断がしやすかったんですね。「仮説としては、〇〇に問題があると思います。工数がかなりかかる作業になりますが、すぐに対応しますか、しませんか?」といったように、私たちが即座に回答を出せる提案をしてくれました。また即座に理解できないような時は、その内容を明文化してくれることもあるくらいですからね。こちらが理解できるまで真摯に寄り添ってくれる姿勢には、感謝しかありません。結果的にタイガーテックさん主導で根本的な対応は完了しました。またサーバーに何か問題が生じたときも、そこで問題を解決するということだけでなく、次回に活かせる新たな試みをしっかりと提案してくれるところがうれしいですね。おかげさまで今ではサーバーダウンもなく、アクセスが集中することがあっても、安心して見ていられます。
もちろんECサイトのシステム運用も重要。しかし何より大事なのは、その先にいるお客様だ。システムを運用する上でも、実際の現場がどのような流れで仕事をしているのか、お客様に対してどのような想いを抱いているのか。代表の中谷も「まず現場を知らなければならないと思っている。何が課題なのか具体的に把握しなければ、相手が満足するラインも見誤ってしまう」と話す。
岩田様: 中谷さんはアパレル商品の在庫を保管している弊社の倉庫まで足を運んでくれたんです。なかなか現場まで来てくれるエンジニアの人って見たことないですね(笑)。だからこそ、タイガーテックさんのみなさんは普段のやり取りの中からも「クライアントさんにはもっとこういう言い方で説明したほうがいいんじゃないですか?」など、システムだけにとどまらないその先のクライアント、お客様を意識した言葉が出てくる。私たちの仕事のやり方を熟知しているからこその配慮にいつも感謝しています。お返しという言い方はおかしいかもしれませんが、今後はタイガーテックさんのこれからの開発規模拡大に貢献するためにも、弊社としてはもっと多くの対価をお支払いしていかなければと思っています。そのためにも、弊社の事業拡大のスピードをより早めたいと考えていますね。
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岩田様は今回のインタビューを通して、「タイガーテックさんのみなさん並びに中谷社長はCIN GROUPの社員だと思っている」という言葉を何度か口にしていた。信頼関係という言葉では言い表しきれない想いが両者の間にはあるようだ。タイガーテックが大切にしているAdvantage、「顧客満足度を上げる努力、顧客満足度を下げない工夫」が体現された事例となった。